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コラムVol.48「寺院消滅」

「寺院消滅」が止まらない。
との見出しの記事を拝見しました。

簡単にまとめますと。
現在、全国に約7万7000ある寺院のうち、
住職のいない無住寺院は
約1万7000カ寺に上るとされている。

無住寺院の数は今後、加速度的に増えていく。
その理由は寺院の後継者不足が深刻化。
どの宗派でも全体の半数近くは
後継者不足との回答。

仮に現在、正住寺院(住職がいる寺院、
推定約6万カ寺)の
3割が「空き寺予備軍」とするならば、
現在の住職の代替りが完了する
2060年ごろには住職のいる寺院は、
約4万2000カ寺ほどに
激減してしまうことになる計算。
とのことです。

40年足らずで空き寺が2万カ寺も
増える計算になります。
やはりどこの宗派であっても後継者不足が
深刻であることが窺えます。

しかし、どのお寺であってもそれぞれに
想いがあって現在まで繋いできたはずです。
簡単に空き寺となって良いわけがありません。
後世に繋ぐためにも私たちサンガは
後継者不足に対して、真摯に向き合い、
問題解決に努めてまいります。